ベートーベン
2007年の年末からベートーベンブームが来て、ひたすら聞き続けていた。
クライマックスはN響の第9だったが、年を越すとベートーベンの特徴である弦楽器の刻みが耳に付くようになってきた。さらに重厚な曲の構成にも圧倒される感じを受けるようになり、これ以上聞き続けると精神的につぶされるのではないかと危機を感じ、しばらくベートーベンは聞くのを控えることにする。
ここで代わりにブラームスに登場してもらうと、非常に聞きやすい。どちらが良いという比較は出来ないが、ベートーベンはお堅い社会派、ブラームスはサブカル人文系といえそうな気がする。
ベートーベンはまず目線が人類全体という大きなところにあるが、ブラームスは「私」から始まっている。現代にマッチしているのはブラームスとなりそうだが、どうだろう。
- アーティスト: カラヤン(ヘルベルト・フォン),ヤノヴィッツ(グンドゥラ),レッスル=マイダン(ヒルデ),クメント(ヴァルデマール),ベリー(ヴァルター),ウィーン楽友協会合唱団,ベートーヴェン,シュミット(ラインホルト),ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2003/11/21
- メディア: CD
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「疾風怒濤のクラシック案内」(宮本文昭・アスキー新書)
「女の読み方」(中森明夫・朝日新書)
時々面白く読んでいた中森明夫のコラムが90年代の10年分を一気読み。
さすがに後半はお腹がいっぱいな感じがしたが、ひとつのことをやり続ける凄みのようなものを感じた。村上春樹的にいうなれば、これこと文化的な雪かきなのか。雪ノ下には美少女がいた、みたいな。
- 作者: 中森明夫
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2007/11/13
- メディア: 新書
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