相撲

久しぶりに力の入る相撲を見た。2002年だったか、貴乃花が最後の力を振り絞って相撲をとっていた頃の気迫と同じものを昨日の朝青龍白鵬から感じた。

朝青龍は態度が横綱にふさわしくないといわれているが、張りのある筋肉など見ていると、やはり真剣に相撲に向き合っているのだと思う。

曙と貴乃花のようにキャラクターのたった、二人の時代がこれから続くことを期待する。

ベートーベン

2007年の年末からベートーベンブームが来て、ひたすら聞き続けていた。
クライマックスはN響の第9だったが、年を越すとベートーベンの特徴である弦楽器の刻みが耳に付くようになってきた。さらに重厚な曲の構成にも圧倒される感じを受けるようになり、これ以上聞き続けると精神的につぶされるのではないかと危機を感じ、しばらくベートーベンは聞くのを控えることにする。

ここで代わりにブラームスに登場してもらうと、非常に聞きやすい。どちらが良いという比較は出来ないが、ベートーベンはお堅い社会派、ブラームスサブカル人文系といえそうな気がする。
ベートーベンはまず目線が人類全体という大きなところにあるが、ブラームスは「私」から始まっている。現代にマッチしているのはブラームスとなりそうだが、どうだろう。

ベートーヴェン:交響曲全集

ベートーヴェン:交響曲全集

「疾風怒濤のクラシック案内」(宮本文昭・アスキー新書)

同時に読んでいる金聖響の「ベートーベンの交響曲」が曲の背景や思想、過去から現在へのつながりまで解説にしているのと比較して、こちらは宮本さんの個人的なクラシック音楽遍歴を並べただけで、この本によって、クラシックについて詳しくなるというわけではないが、ブルックナーなどは今まで聞いていなかったので、この本での紹介で聞いてみようと思った。敷居は低く、間口は広くといった本。

やはり、調性や転調の効果など理解して、今よりもっと音楽が分かるようになりたいものだ。

疾風怒濤のクラシック案内 (アスキー新書 041)

疾風怒濤のクラシック案内 (アスキー新書 041)

「女の読み方」(中森明夫・朝日新書)

時々面白く読んでいた中森明夫のコラムが90年代の10年分を一気読み。
さすがに後半はお腹がいっぱいな感じがしたが、ひとつのことをやり続ける凄みのようなものを感じた。村上春樹的にいうなれば、これこと文化的な雪かきなのか。雪ノ下には美少女がいた、みたいな。

女の読み方 (朝日新書 81)

女の読み方 (朝日新書 81)

「ホルモー六景」(万城目学・角川書店)

マキメのすごい所は時間と空間を自由に横断する滑稽さにあると感じる。似たような作風には「夜は短し歩けよ乙女」の森見登美彦がいるが、森見と比較するとマキメのほうが意識しない奇妙さが強くでている。森見はある程度構造が作られているのだが、マキメは針金で出来た構造物のように、どのような組み立てられているのかわからない不思議さがおかしい。
また、つくづく感じるのが奇妙な物語を支えることの出来る京都の磁場の力だった。

ホルモー六景

ホルモー六景

子供が風邪

昨夜からから子供が風邪を引く。
突然夜中に起きたと思ったら、吐いてしまった。
吐瀉物の臭いが強いチーズ臭で、こちらまで吐きそうになってしまった。
熱も少しあり、朝病院へ連れて行くと、お腹の風邪が流行っているとの事。
今年はインフルエンザも流行し始めているようで、早めに予防接種を受けに行かなくては。

電源ケーブル検討

アンプの電源ケーブルアップグレードを冬のボーナスで検討中。
CDプレイヤーはトランスペアレントのPLSにして満足しているため、今の感じを延長したいところもあるが、もう少し中低域で艶のある音にしたい気もする。
嫁さんが解像度の高い、クリアな音が好みなだけに、ここの方向性を間違えると怒られる可能性はある。

予算を決めていつもの店員に相談するのが一番かな。
やはり秋葉原の店員は知識が豊富です。